当時のラジカセ特有の多機能な機種で、基本のAM/FMラジオ受信、カセット録再、
内臓アンプスピーカー再生の他、内臓されたエレクトリックステレオコンデンサマイク
や、外部マイク端子からの録音やオーバーダビング機能、外部ライン出力、外部スピーカー出力
も備えております。
またメカデザインの良さも音の出るオブジェとしてお楽しみ頂ける機材かと思います。
音質について、同機種は1980年代前後の国産ラジカセの特徴とも言える
ウーハーとツイータ独立型のスピーカー構成ですが、イコライザーフラット(12時)のポジションですと、
さらっとリスニングするのに向いている、あっさりした鳴り方をします。
しかしbase Trebelとも15時前後まで上げて鳴らすと、力強くスピーカーがドライブされ
筐体サイズを生かしたリッチな音でお楽しみ頂けると思います。
ラインインからスマホ等サブスクリプション再生を入力しplayすると、40年前の機器とは思えない
厚みのある音で、ミュージックライブラリを楽しめます。
ラインインからデジタル音源をカセットテープに録音して再生すると、カセット独自のテープコンプレッション
がかかったアナログ特有の音をお楽しみ頂けます。
当時リアルタイムでカセットに触れていて、久しぶりにカセットの音を楽しみたくなった方や
デジタル機器しか触れたことのないスマホ世代の方にも、手頃なデザインアイテムやガジェットとしてお勧め致します。
外装は経年なりの傷、汚れがあります。写真にてご確認下さい。
経年の割には綺麗な外装かと思います。
以下簡易整備を実施しております。
ワウフラッター計測とキャプスタン調整(0.2%)
カセットヘッドクリーニング
外装部品アルコール洗浄
以下機能は確認を行い現状で正常動作を確認済です。
・FMAM受信機能(TVはアナログ停波しておりますので受信されません)
・LINE in OUT 入出力
・カセットテープ機能
ラジオ、ラインインからの録音
内臓ステレオコンデンサマイクからの録音(テープモード選択した状態でRecボタン押下)
テープ再生、巻き戻し、早送り(以上ノーマルテープでの確認のみ)
AMS頭出し機能
・単一乾電池×8本でのバッテリー駆動
・直付け電源ACケーブルでの稼働
・音質、ボリューム調整ガリなし
現状で確認されている不具合は以下の内容です。
・テープ録音時、録音済みテープへ上書きRecするとLchが前録音素材Lchが完全にはイレースされず微音が残ります。
カセットテープ機能については、新規の録音、既録音テープの再生を
お楽しみ頂ければ幸いです。